住宅地盤相談室に寄せられたご相談内容 No.37
相談内容
軽量鉄骨2階建ての家を考えています。
各ハウスメーカーにスウェーデン式サウンディング方式で地盤調査してもらいました。
調査結果のデータに違いはありませんが、提案された地盤改良の方法がそれぞれ違います。
どの工法が一番良いか教えてください。
- A社:2M表層改良工法
- B社:2.5M鋼管杭工法
深さ | N値 |
---|---|
0.25 | 5.7 |
0.50 | 4.6 |
0.75 | 3.2 |
1.00 | 2.2 |
| | 1.5 |
2.00 | 1.5 |
2.25 | 8.8 |
2.50 | 13.2 |
- 測定は,5箇所を測定しほぼ均等です。
- 15mに対し30cmほどの傾斜程度だそうです。
- 地下水位もありません。
回答
- どちらが良いとは断定的には申し上げられません。
- あえて注文を付けるとすれば、-2.5mの締まった層がこの下部にも数m連続していれば、鋼管杭の支持層として見込めますが、なんらかの方法で(ex.地形条件から判断したり、付近のボーリング試験結果を参照する)支持層であることを確認する必要があります。
- 互いに不同沈下防止策として優劣がないのであれば、工法の選択よりも重要になってくるのが、実際の施工の出来栄えであり、それも同等であれば、最後は費用との兼ね合いです。
【 お願い 】
ご相談の事案に対する回答は、限られた情報によって推測される所見であることをご承知ください。
したがって、この回答を直接的に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。