地盤陥没充填工法
地盤陥没充填工法は、地盤調査及び現地状況に基づき空隙部に対しセメントミルクを圧入する工法です。
施工の要領
- 資機材搬入
工事に関わる資機材運搬を行う。資機材の搬入作業は2~3tユニックを用い運搬をし、ユニック及び人力にて資機材を現場に配置する。 -
掘削及びさっ穿孔
ロッドを用い、50cm程度の孔を穿孔し、注入孔を作成する。 -
セメントミルクの作成
セメント系固化材と水をミキサーで攪拌しセメントミルクを作成する。 -
セメントミルクの圧入
セメントミルクをスクイズポンプにより圧入し、地下空間層への注入を実施する。作成したセメントミルクは随時ホッパーに投入し、ホッパーに接続されたスクイズポンプにより注入管をへて注入を行う。 -
注入状況の確認
各孔における充填の完了は下図のように確認を行う。また時間を置きセメントミルク溜りに吸収が認められる場合は、再度注入管を設置し、充填を実施する。予定量に達しても下記の状況が認められない場合、協議の上、注入の継続について決定するものとする。 -
埋め戻し、完工
セメントミルク流出部の埋め戻し及び周囲の清掃を行い、工事を完了する。