ピュアパイル工法(PP工法)

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戸建て住宅用杭状地盤補強工法

ピュアパイル工法(PP工法)

セメントミルク杭状補強材による地盤補工法Ⅱ

一般財団法人 日本建築総合試験所:GBRC 性能証明 第11-28号 改4

ピュアパイル工法PP工法)の特長

掘り起こしたピュアパイル

  1. ピュアパイル工法(PP工法)は、円錐型掘削ヘッドを装着した掘削掘削ロッドで、地盤を側方に押し広げながら支持深度まで掘削し、セメントミルクと置換することにより杭状柱体を築造します。
  2. セメントミルクと地盤を攪拌混合しないため、杭状柱体の品質は土質の影響を全く受けません。したがって、どんな地盤でも高強度、高品質を安定して発揮します。
  3. 施工法の原理から地盤を緩めないため、鉛直支持力が大きい。
  4. 腐植土地盤にも施工ができます。
  5. スパイラルロッドを使用することにより、砂質地盤での掘削性能が向上します。
  6. ストレートロッドには排土機構がないため、発生残土がほとんどありません。
  7. 設計杭径は20cmのみであり、比較的小径ですので、従来の柱状改良工法より多数の杭状柱体で建物荷重を分散して支持するため、安全安心です。
  8. 柱状改良工法と比較すると、低コストで施工が可能です。

施工設備概要

施工機本体、セメントポンプ、ミキシングプラントで構成されます。

施工手順の概要

1.位置合せ、2.所定の深度までロッドを回転圧入、3.セメントミルクを吐出しながら30秒程度保持、4.セメントミルクを吐出しながら引上げ、5.杭頭レベル合わせ、6.完了

ピュアパイル工法PP工法)の適用範囲

  1. 適用する地盤の種類
    柱体先端地盤 : 砂質地盤、粘土質地盤
    柱体周辺地盤 : 砂質地盤、粘土質地盤、腐植土地盤(ただし、腐植土地盤の摩擦力は考慮しない)
  2. 最大施工深さ
    柱体先端地盤が砂質地盤の場合:施工地盤面から10m
    柱体先端地盤が粘土質地盤の場合:施工地盤面から10m
  3. 適用する建築物
    下記の1~4のすべての条件を満足する小規模建築物、および、土間スラブ
    1. 地上3階以下
    2. 高さ13m以下
    3. 軒高9m以下
    4. 延べ面積1500m2以下

ピュアパイル工法PP工法)の長期許容鉛直支持力式