回答

べた基礎を採用できるかどうかは、次の要件を満足しているか地盤調査によって確認する必要があります。

1. 一つの宅地内で、軟弱層の層厚が急変していないこと。（地層が傾斜していないこと。）
2. べた基礎が何らかの異物（建設廃材等の瓦礫）に接触していないこと。
3. べた基礎の仕様が、見た目がそっくりな「防湿基礎」ではなく、鉄筋が密に配筋され厚さが１５０㎜以上（できれば２００㎜）あること。

べた基礎は沈下を抑止するための基礎ではありません。基礎の自重が重たいので、沈下は通常の基礎よりも大きくなります。 べた基礎を採用する目的は沈下を均等化し、建物に有害な不同沈下を防止することにあります。