住宅地盤相談室に寄せられたご相談内容 No.7
相談内容
小金井市本町の仙川沿いの土地を購入しようとしていますが、土地条件図を見ますと、「盛土地」に入っているように思えます。仙川は一級河川ながら、現在は殆ど水が流れておらず、雨が沢山降った時のみ流れているようです。また、昭和40年代まで登記簿謄本を遡ったのですが、一番古いもので「畑」となっており、それ以降は「宅地」でした。軟弱地盤の可能性はあるでしょうか。なお、深基礎の形で地下室を作ろうとしていますので、なおさら気になっています。宜しくお願いいたします。
回答
- 仙川沿いの谷筋(分類は盛土地)であれば、地盤は軟弱です。
- 表土は1~2m程度が盛土で、その下部に-6m程度まで軟弱層が連続します。
- 地下室については、掘削の際に水が湧いてくるためにシートパイル などで土留めを兼ねた止水工事が必要になることと、湿気が浸透して 来ないよう防水工事を入念に行うことが肝心です。
- 水路の護岸についても、シートパイルで縁を切り、互いに影響しないよう配慮すべきでしょう。
【 お願い 】
ご相談の事案に対する回答は、限られた情報によって推測される所見であることをご承知ください。
したがって、この回答を直接的に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。