住宅地盤相談室に寄せられたご相談内容 No.66
相談内容
民間会社の造成した大規模団地(山を削り、谷を埋めた。5年以上経過)の土地を購入する予定です。
昔の等高線などから判断して盛土のようです。(少なくとも30メートル程度土が入っているようです)購入を予定している土地は、 およそ17メートル四方の正方形の土地ですが、いったい何箇所くらいの地盤調査をすればいいでしょうか?
回答
- 戸建住宅向けの地盤調査としてはスウェーデン式サウンディング試験がポピュラーですが、測定深度は約10m程度です。それ以深の調査を計画するのであればボーリング・標準貫入試験が必要となります。
- 戸建住宅では30mもの杭を打設することは、経費とスペースの問題から滅多に採用されませんが、柱状地盤改良が10mまでの調査データで設計できる場合もあります。
- 箇所数は、最低で3箇所、高台側から低地側へ敷地の対角方向に行います。3箇所の測定値(または貫入深度)に著しい差異が認められる場合は追加調査を適宜行います。
【 お願い 】
ご相談の事案に対する回答は、限られた情報によって推測される所見であることをご承知ください。
したがって、この回答を直接的に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。