住宅地盤相談室に寄せられたご相談内容 No.89
相談内容
購入した土地の地盤調査をハウスメーカーにしてもらったところ、30cm程の粘土質の盛り土の下に100cm程のコンクリートのかけらのようなものの層があった。その下の層はやや軟弱で、さらにその下は強固であると報告され、地盤改良は必要なしと言われた。
その瓦礫のような層を除去し、土を入れ替えるのに400~500万かかり、例えそうしても大して改良されないであろうとも言われた。その層のために、高木を植えても根付かないとも言われた。
この土地に新居を建てるのが不安だ。
植えたかった木が、このままではうえられない。この土地を売った業者が腹立たしい。
この土地は宅地として大丈夫でしょうか?
この土地を売った業者に賠償させられるでしょうか?
回答
- 宅地として大丈夫かどうかは、盛土が行われてからどのくらい時間が経過しているかにかかっています。少なくとも1年以上は経過しているのでしょうか。そうでない場合は、盛土荷重によって下部の軟弱層が沈下する可能性があるでしょう。
- 瓦礫の大きさも重要です。大きな瓦礫であれば、瓦礫同士の間に空隙があるはずで、その空隙に表土が雨水とともに吸い込まれて陥没が生じる場合があります。
- 不動産業者に重要事項説明を怠ったという理由で、責任を問うのは困難ではないかと推測します。
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ただし、法的な見解については門外漢であり、下記の組織に相談されるのが良いと思います。このような問題に精通した弁護士が相談に乗ってくれます。
欠陥住宅を正す会 http://www.path.ne.jp/baumdorf/
【 お願い 】
ご相談の事案に対する回答は、限られた情報によって推測される所見であることをご承知ください。
したがって、この回答を直接的に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。