流山市の地盤

C.「谷地」東初石4丁目付近

左のグラフは、B点同様谷地のデータです。グラフを見た限りでは、比較的強度の見込めそうな状態になっていますが、各測点結果を個別に見ると、自沈層が半数以上を占めています。また、上部の赤丸部分は、瓦礫等を混在する盛土が行われているようです。

このデータの場合、地盤補強が必要と診断されましたが、これに加えて、この物件では、根切り深度が深いため、基礎形状の変更での対応も検討されました。

このように、軟弱性が比較的弱く、均一性が認められる場合、基礎形状での対応も考えられますが、瓦礫等の不均一なことが予想される混入物が認められる場合(この物件では、赤丸部分が根切り作業により殆ど削られた)、基礎形状による対応も検討材料に含まれることがあります。

上記地盤データは、地形・地質と住宅地盤との関連を説明するための参考のものです。同じ町内だからといって、同じような地盤状況とは限りません。具体的な建築計画の際には、実際の現地調査をおすすめします。